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2018年1月1日、JENSEN-GROUPはハイエンドな業務用ランドリー製品を製造するデンマークの企業Inwatec ApSの持ち株を30%取得します。ランドリーロボティックスとAI(人工知能)に対するこの投資は、ランドリー内の全工程を自動化するというグループのビジョンを裏付けるものです。
Inwatecは、JENSENのランドリーソリューションにおける現在の提供製品とインダストリー4.0の架け橋を担います。同社の製品ポートフォリオにはマットローラー、マットの保管、マテリアルハンドリングの各ソリューション、X線装置、仕分けおよび流通システムが含まれます。2009年にデンマークのオーデンセで設立されたInwatecは、世界25カ国で30人の職員を雇用しています。Inwatecのコア・コンピタンスは、既存のJENSENの製品構成を補完する自動化分野にあります。
JENSENが経営効率と安全性を重視しているのと同様に、Inwatecもまた、より安全で効率的な作業環境を生み出すことに焦点を当てています。Inwatecは、衣類に付着した異物を選択して拒絶するAIソフトウェアを搭載したX線装置を開発しました。そのX線技術により、鉛筆、ピンセットなどの有害な異物を取り除くことができ、刺し傷などの不慮の事故やランドリー設備への破損の恐れもありません。マットを処理するランドリー用の完全自動化システムは、仕分け領域から包装、保管領域まで多岐にわたります。さらに3Dカメラ技術に基づいたロボットは、衣類と小物を高速で分離することができ、衣類を処理するランドリーに対するJENSENの現在の提供製品に対して大きな補完的役割を果たします。
Inwatecのエンジニアは、JENSENの技術部門と緊密に協力して、業務用ランドリーに適した新たなソリューションとサービスを開発します。そのビジョンは、業務用ランドリーにおける全工程を自動化することです。JENSEN-GROUPは、Inwatecの生み出したロボティクス技術とAIソリューションに投資することで、このプロセスを加速させます。Inwatecは、JENSENグローバルな販売網およびサービス拠点を活用できるようになります。
「JENSEN-GROUPは、業務用ランドリーに適したスマートなデジタルソリューションに引き続き照準を合わせます」と最高経営責任者のジェスパー・ミュンヒ・ジェンセンは述べています。「弊社は、JENSENのチームと共にランドリーソリューションの未来を形作ることを楽しみにしています。」とInwatecのCEOのマッズ・アンドレセンは語ります。
直近の予定: 4月23日~29日に開催されるJENSENパフォーマンスデー(スペイン・マヨルカ島)にてInwatecのソリューションをJENSENの革新と共に発表します。