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コロナ休業を逆手に取りアイロナ―ラインをアップデート

ドイツ・オストフリースラント地方ノルデン市のStraatmannランドリーは、ロックダウン終了後を見据え、コロナ危機のさなかにJENSENの高性能アイロナーラインを導入しました。大きな打撃を受けていたホテルや飲食店向けリネンを扱う同ランドリーにとっては非常に勇気が要りましたが、正しい決断でした。今、新しいアイロナーラインでスタートを切ります。

 

ドイツ本土で最も北西に位置する人口約2万5千の風光明媚な町ノルデンは、オストフリースラント地方で4番目に大きな都市で主要産業は農業と観光業です。ノルデン市は、沖合に浮かぶユイスト島とノルダーナイ島(島民はわずか7,500人)を訪れる年間350万人の観光客に物資やサービスを提供する上で、重要な役割を果たしています。

Straatmannランドリーはこの観光地のホテル、飲食産業にリネンを供給しています。約半世紀にわたり、業界のニーズを汲み取りながら事業を成功させてきた同社社長のシュトラートマン氏ですが、今回の新しいアイロナーラインの導入プロジェクトを最後に、後継者のアメント氏とフォスマイヤー氏に経営を引き継ぎました。

 

3杯の紅茶はオストフリースの権利

オストフリースラントは観光地としてだけでなく、独自の紅茶文化でも有名です。お茶の消費量世界チャンピオンは中国でもイギリスでもなく、ドイツ北西部の、ここオストフリースラントです。一人当たりのお茶消費量が、ドイツの他の地域の10倍、年間平均約300リットルのお茶が飲まれています。数世紀にわたりオストフリースラントでは独自の紅茶文化が発展してきました。

1杯の紅茶を飲む時間を、オストフリースラントの人々はとても大切にします。紅茶は1日に6回、それぞれ3杯ずつ飲まれ「3はオストフリースラント人の権利」という言葉まであるほどです。この3という数字に異論を唱える者はいません。1杯か2杯だけ飲むのであれば、その分だけカップに注ぐ量を減らすことを人々は選ぶでしょう。オストフリースラントの紅茶は、特別な製法に加え、飲み方にも独自の儀式があります。最初にカップの中に大きめの氷砂糖を入れ、その上からお茶を注ぎます。その時にパチパチと氷砂糖の溶ける音に耳を傾けます。次に、紅茶に生クリームを加えると、一旦カップの底に沈んだ後に雲のように紅茶の表面に浮き上がってきます。この雲は「ヴュルクイェ」と呼ばれます。カップの中に形成されるこの3つの層は、スプーンで混ぜずにそのまま楽しみます。最初の一口で生クリームのまろやかさを、次の一口で紅茶そのものの風味を味わうことができます。最後の一口では、砂糖の甘みを感じます。

 

アイロンの仕上がりを完璧にする3つのステップ

アイロナーラインでも「3」の数字が大きな意味を持ちます。完璧な仕上げには、投入、アイロンがけ、折りたたみの3つのステップが重要で、この3つのステップがシームレスに融合して初めて理想的な仕上がりが実現します。Straatmannランドリーがリネンを納入しているホテルやレストランのゲストは高品質を求めています。

同ランドリーでは、コロナ危機の最中に、新規マシン導入を行っていたため、ロックダウン後の業務再開に十分に備えることができました。主にホテルや飲食店のリネンを扱っていますが、ホスピタリティ業界はコロナの打撃をもっとも大きく受け数ヶ月にわたり休業を余儀なくされていたことを考えると、これは勇気ある決断であったといえます。

前回、JENSEN連続プレス型脱水機SEPを導入した後、JENSENセールスマネージャーのシュラーダーを交え次の計画について話し合いを始めていました。同社ではJENSENのマシンとサービスに納得していたことから、新しいアイロナーラインにもJENSENを選定しました。現在は、Jenfeed Logic Plusフィーダー、Jenroll EXPアイロナーとJenfold Universalフォルダー、Jenstack Maxスタッカーを備えたNapkin & Bottom-Upが、強力な三位一体を形成しています。

 

 

新しい高性能のアイロナーラインでさらにパワーアップ

同ランドリーでは1日に8~10トンを生産しており、ノルデン市と近隣の島々を訪れる観光客は、いつでも最高品質のリネンで迎えられます。例えば、純白のテーブルクロスで、オストフリースラント本場の紅茶を楽しむことができます。

アイロナーラインの3つのステップは、オストフリースラントの紅茶文化のように、互いに協調して初めて機能します。第1ステップはJenfeed Logic Plusフィーダーです。ベッドリネン高速送り込みと高品質のテーブルリネン送り込みが組み合わされた、ホテルリネンに最適な多目的フィーダーです。第2のステーションはJenroll EXPアイロナーです。これは直径2,000 mmのシングルローラーで、フレキシブルなトラフにより省エネかつ最適化された蒸発出力を備えたスチーム加熱式の高性能アイロナーです。洗濯物がぴったりと収まるため、完璧なアイロン掛けが可能になります。第3ステップでは、あらゆる種類のフラットリネンを混合処理するJenfold Universal多目的コンビネーションフォルダーに、Napkin & Bottom-Up小型品目コンビネーションクロスフォルダーとスタッカーとJenstack Max大物用スタッカーが組み合わされています。このように同ランドリーはあらゆる状況にフレキシブルに対応することができます。

 

ゆったりとお茶をのみながら、明るい未来を信じて行動

「従前のアイロナーの性能では、ロックダウン後の繁忙期を乗り切れなかったでしょう。」フォスマイヤー社長は語ります。「私たちは、観光客が戻ってくることを常に想定していました。ピークシーズン中に工場が稼働した状態でマシンを交換することは難しいため、このロックダウンの休業期間を利用して古い設備を解体し、新しいマシンの設置と試運転を行いました。」

「弊社は休業期間をチャンスに変えました」アメント氏は付け加えます。「何もしないでいることは、私たちの性に合いません。今回、時間的な余裕をもちながら最良の方法でマシン交換を計画することができました。正しい決断でした。JENSENセールスマネージャーのシュラーダーさんを中心としたセールス・サービスチームのおかげで、弊社の要望が最適な形で実現され、今回導入した新しいアイロナーラインの操作についても総合的に理解することができました。今、観光業、飲食業が再び動き出し、大変嬉しく思っています。準備は万端です。」

 

「Straatmannランドリーでは、あらゆる準備ができています。リネンに紅茶の染みがあっても、それを落とすのは私たちにとって簡単なことです。」フォスマイヤー社長は笑いながら、次のリネンの配達へと向かいました。

3杯の紅茶はオストフリースの権利 ‒ オストフリースラント はその紅茶の伝統で知られています。

新しいJENSENアイロナーラインは 準備万端です。

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